ウルネクで良くねとは言わせない!ラティラティデッキ考察【前編】
はじめまして。Lon(@Lon50_poke)と申します。
今回は、ラティアス&ラティオスGX(以下ラティラティ)の考察記事の前編になります。
全て一度に書くと膨大な量になってしまうので、前編ではウルネクとの差別化を中心に、中編では相性の良いカードを中心に、後編では実際のデッキレシピ案や立ち回り方など実戦的なことを中心に書くつもりです。ラティラティに少しでも興味を持っている方、またそうでない方も是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。
中編はこちらからどうぞ!(一番下にもリンクを貼っておきます。)
この記事で少しでもラティラティの考察が活発になればいいなと思っています!(あとラティラティ仲間が増えたらいいなぁ)
目次
ラティラティの性能を見てみよう!
水超超無 バスターパージ 240
このポケモンについているエネルギーを、3個トラッシュする。
こちらが、ラティラティのテキストになります。
注目する点は
- ドラゴンタイプ
- 3エネトラッシュで240の技バスターパージ
- トラッシュにある基本エネルギーを五枚までポケモンにつけた上で次のターン無敵になれるGX技エアロユニットGX
- HPが250
- 逃げエネが1
- TAGTEAMなので倒されるとサイドを三枚とられる
といったところでしょうか。
上2つを見たところでぱっと思いつくのは、このポケモンの存在です。
そう、宿敵ウルトラネクロズマ。ラティラティと共にドラゴンタイプで、超エネをトラッシュすることによってダメージが上がる技を持っています。
ラティラティを使う上でこのポケモンの存在を無視することはできません。なぜなら、明確な差別化ポイントを見つけなければ、「それ、ウルネクでよくね?」となってしまうからです。
ウルネクとラティラティのメリット・デメリット
まず、差別化を考える上で、ウルネクではなくラティラティを採用することによるメリット、デメリットをまとめたいと思います。
メリット
- HPがウルネクよりも60高い(ウルネクが190、ラティラティが250)
- 逃げエネが1少ない(ウルネクの逃げエネは2、ラティラティは1)
- UB(ウルトラビースト)ではない。(フェアリーチャームUBやネイチャーパワーの影響を受けない。)
- GX技でエネ加速ができる。
- 愛
デメリット
- 技を打つためのエネルギーが多い。(小回りが利かない。)
- 倒されるとサイドを3枚とられる。
- ビーストリングによるエネ加速ができない。
- 滅亡の光(ウルネクのGX技)によるサイドの複数取りができない。
大まかにこれらのメリットデメリットが挙げられます。
ウルネクとの差別化案
以上のことをふまえて、ウルネクとの差別化を考えていきたいと思います。
①高いHPを活かして満タンの薬やアセロラを使って粘り強く戦おう!
ラティラティのHPはウルネクよりも60高く、250もあります。これは、弱点(フェアリー)をつかれなければ滅多に一撃では倒されないHPのラインです。逆に、ウルネクの190というHPラインは、GXポケモンの中でもわりとメジャーであり、比較的一撃で倒しやすいです。
また、弱点をついてくるフェアリータイプのうち、現時点(2018年12月)でメジャーなポケモンとしては以下のポケモンが挙げられます。
見てもらえばわかる通り、上の2匹(アローラキュウコンGX、ニンフィアGX)には弱点をつかれても耐えることができます。(アロキュウに関してはハチマキ込みでも耐える)
またサーナイトGXに関しては、ラティラティは技を打つごとに3エネトラッシュするので場にエネルギーが残りにくく、相手へのエネの要求が多いです。
ただし、グランブルに対しては手も足も出ません。ここはデッキ単位で対策するしかないです。(詳しい対策については後編のデッキレシピ案で詳しく解説します。)
以上のことからわかるように、ラティラティはウルネクと比べて倒されにくく、場に残りやすいです。(フェアリーに対しても、ウルネクよりは五分に戦える。)この利点を活かすことができるのが、満タンの薬やアセロラといったカードです。これらのカードを使い、「相手を倒し、相手からは倒されない」動きができると十分ウルネクとの差別化ができると思います。(ウルネクの場合は「相手を倒し、相手に倒される」シーソーゲームのようなゲーム展開になりがち。)
②エスケープボードを使って逃げエネを0にしよう!
ラティラティの逃げエネは1であり、エスケープボードをつけることによって逃げエネを0にすることができます。逃げエネが0というのは非常に便利で、とりあえずバトル場に出しておくことができます。また、以下のようなポケモンと非常に相性が良いです。
言わずものがな、ジラーチはエスケープボードをつけることで、ほぼノーリスクで願い星という山札の上から五枚のうち好きなトレーナーズを手札に加えられる特性を使うことができます。
また、カラマネロは、サイコリチャージという、自分のトラッシュの超エネルギーをベンチポケモンにつけられる特性を持っています。エスケープボードによって逃げエネが0になったラティラティをバトル場に出して、ベンチのラティラティにサイコリチャージで超エネルギーをつけた後に、バトル場のラティラティが逃げて、超エネルギーがついたラティラティが攻撃する、といった動きが可能です。極端な話、場にカラマネロが3体いて、エスケープボードがついたラティラティが二匹いた場合、毎ターンバスターパージを撃つことが可能になります。(これに満タンの薬やアセロラを組みあわせると非常に強力なコンボになります。)
ただ、逃げエネを0にするという面に関しては次のカードも候補にあがってきます。
月輪の祭壇です。このカードは、ウルネクのデッキによく入っている印象があります。超エネがついた状態であれば、先ほど述べたようなカラマネロと組み合わせた動きがウルネクでも可能だからです。
ならラティラティもウルネクも一緒やん!と思われる方もいるかもしれません。
しかし、エスケープボードと月輪の祭壇では明確な違いがあります。このカードを見てください。
タッグボルトで新たに収録された、トキワの森というスタジアムです。自分の番ごとに、自分の手札を1枚トラッシュして山札にある基本エネルギーを手札に加えることができます。ラティラティは攻撃に多くのエネルギーを必要とするため、このスタジアムと非常に相性が良いです(もちろんウルネクとも非常に相性が良い)。また、これによって超エネをトラッシュすることで、先述したカラマネロの特性を使いやすくなります。
ですがポケモンカードにおいて、場に出すことができるスタジアムは1枚までです。つまり、トキワの森か、月輪の祭壇のどちらかしか場に出すことはできません。しかし、エスケープボードはポケモンの道具なので、トキワの森と両立することができます。
また、エスケープボードであれば超エネがついていない状態でも逃げエネを0にすることができるので汎用性が高いといえます。(例えばラティラティの他にも、逃げエネが1であるジラーチやカプテテフ、マーシャドー、マーイーカなどにつけることでも効果を発揮する。)
これらが、エスケープボードと月輪の祭壇の大きな違いであり、ウルネクとの差別化にも繋がります。
最後に
まず、ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
中編ではラティラティと相性の良いカードをメリットデメリット付きで詳しく解説しているので、よかったらそちらも合わせてご覧ください。
質問やアドバイス等もあれば、twitter(@Lon50_poke)までお願いします。小さなことでも構いません!お気軽にリプやDMどうぞ!
純粋に、ラティラティ仲間やポケカ仲間が欲しいので気軽にフォローしてください!笑
ではまた次回お会いしましょう。