【デッキレシピ】勝利をその手に!ラティラティデッキ考察【後編】
こんばんは。Lon(@Lon50_poke)と申します。
今回は、ラティアス&ラティオスGX(以下ラティラティ)の考察記事の後編になります。
この後編では、デッキレシピの解説や立ち回り方など、実戦的なことを中心に書くつもりです。
今回紹介するデッキは、僕が実際にジムバトルなどの店舗大会や対戦会、オフ会などで使っていたものになります。実績としては、店舗大会優勝2回、全体の勝率が7割以上と自分の中でなかなか満足のいく結果になったかなと思います。
ラティラティに少しでも興味を持っている方、またそうでない方も是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ちなみに前編ではウルネクとの差別化を中心に、中編では相性の良いカードの解説を中心に書いているので、あわせてこちらもご覧ください。
目次
ラティラティデッキレシピ
デッキコンセプト
映画「水の都の護神ラティアスとラティオス」の影響で小さい頃から好きだったラティアス&ラティオスを軸としてデッキを組み始めました。
基本的には、ラティラティの高HP・高火力を活かして「相手を倒し、相手に倒されない」動きで有利をとっていきます。
また、GXポケモンや中打点の相手に強いラティラティ、ラティラティが苦手な相手に強く展開の補助ができるゲンミミ、非GXながら強力なアタッカーになるギラティナ、とアタッカーを複数用意することで、相手にあわせて柔軟に立ち回ることが可能です。
採用カードの理由~このカードを入れる強みは何?~
このデッキに入っている主要なカードは、中編でメリットデメリットと共に詳しく紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。
ラティアス&ラティオスGX
HP・火力共に高水準なこのデッキのエース。採用理由は好きだから。
ウルネクで良くね?とは言わせません。この子たちにしかない強さがあります。(ウルネクとの差別化については前編で詳しく書いています)
巷での評価は決して高いとは言えませんが、デッキ構築やプレイング次第では十分化けます。普通に強いです。
ゲンミミ/ギラティナ/カラマネロ
ラティラティは大抵のGXポケモンや中打点のポケモンに対しては強くでることができます。しかし、火力が青天井のポケモンや、非GXポケモンに対しては不利をとってしまいます。
そんなときの第2・第3のエースとして、ゲンミミやギラティナを採用しました。
また、ゲンミミはGX技「ホラーハウスGX」によって、次の相手の番に相手がカードを出せなくなるので、こちらの盤面を展開する隙を作ってくれます。
カラマネロは特性「サイコリチャージ」によって、トラッシュの超エネをベンチポケモンにつけることができます。これで、技を撃つためのエネルギーが多いラティラティやギラティナのサポートをすることができます。ラティラティの技でトラッシュしてしまった超エネを再利用できるのも強みです。
ジラーチ
このデッキでは、どれだけ早くカラマネロをベンチに並べられるかが勝負に勝つ上で非常に重要になってきます。
ジラーチと、ミステリートレジャー・ハイパーボール・ネストボールを多めに採用することで、安定してイカちゃんたちをベンチに並べることができます。
また、ラティラティと相性が良い「エスケープボード」や「アセロラ」といったカードとの相性が良いので、ラティラティデッキでは採用し得だと思っています。
マーシャドー
先ほども書いたように、ラティラティは火力が青天井のポケモンに弱いです。
現在、火力が青天井のポケモンとしては、「ズガドーン、ウルトラネクロズマ、レックウザ」あたりが挙げられます。
これらのポケモンの、「ビーストリング」「テンペストGX」に対応できるようにマーシャドーを入れています。(こちらのサイドが3~4枚になるターンや相手がテンペストGXを撃った次のターンに特性「やぶれかぶれ」を使う)
なぜジャッジマンではなくてマーシャドーを採用しているのかは、あとで解説します。
エネルギースピナー
このデッキでは、エネスピを2枚、トキワの森を2枚を採用しています。
まず、純粋にエネルギーを増やすのではなく、エネスピやトキワの森を採用したのは、ジラーチの特性「ねがいぼし」によってこれらのカードを手札に加えることで、ジラーチで疑似的にエネルギーを持ってくることができるようになるからです。
また、ラティラティは技を撃つために水と超の2種類のエネルギーを必要とします。エネスピやトキワの森を採用することで、超エネはあるのに水エネがない!といった状況に陥るのを避けることができます。
それならば「わざわざエネスピを採用しなくても、トキワの森だけの採用でも良いのではないか」と思う人もいるかもしれません。実際に、エネスピを採用せずにトキワの森を2~3枚採用しているデッキを見たことがあります。
「良くないです。」(あくまでこのデッキでは)
トキワの森はスタジアムなので、相手も効果を使うことができます。先ほども名前が出た「ズガドーン」「ウルトラネクロズマ」「レックウザ」たちは、どれもトキワの森と非常に相性が良いです。なので、トキワの森は出したくないけどエネルギーをサーチしたいというときにエネスピは非常に有用です。
また、後攻でも強く立ち回るために必要なカードでもあります。(後攻1ターン目だと3枚までエネルギーを持ってくることができる。)
不採用カードの理由~あのカードは入れなくても良いの?~
スターミー
まるでラティラティのために産まれたかのようなこのポケモンですが、このデッキでは以下の理由で採用していません。
- エネ加速をするのに1ターンと1エネを必要としてしまう
- 中盤以降に役割がなくなりやすい
スターミーは技「ストレンジウェーブ」によって、水or超エネルギーを山札から3枚までベンチポケモンにつけることができます。しかし、技によるエネ加速のために、1ターンと1エネを必要とします。
しかしカラマネロは特性「サイコリチャージ」によって、ターンもエネも必要とせずにエネ加速をすることができます。その上、ラティラティの技でトラッシュしたエネを再利用することができ、ゲーム序盤から終盤まで常に役割を持っています。
1ターンが大きいということは明白ですが、1エネというのも地味に大きいです。
簡単に言い換えると、「スターミーにエネをつけて技を撃ってエネ加速するなら、ラティラティにエネをつけてサイコリチャージして1ターン早く技を撃ったほうが強いじゃん?」ということです。
ダートじてんしゃ
このデッキでは、ギラティナや超エネなどトラッシュしても問題ない(したほうが有利な場合もある)カードが多いので相性はとても良いです。
が、残念ながらデッキの枠がなくて不採用となりました。採用しているカードに比べると優先度は低いかなぁと個人的に思っています。
フィールドブロア―
個人的に一番悩んだ枠です。基本的にこのデッキは「自分のやりたいことを押し付ける」タイプのデッキなので優先度は低めだと思っています。
が、フィールドブロアーのおかげで勝てた試合、逆になくて負けた試合も何回かあるので(呪いのお札、願いのバトン、エスケープボードを壊したい等)、どうにかデッキに枠が余っていれば採用したいけどなぁ...という感じです。
エネルギーはなぜこの枚数なの?
このデッキのアタッカーは「ラティラティ」「ゲンミミ」「ギラティナ」になります。
相手にあわせてアタッカーを変えていくので、基本的にこれら全てが場に出ることはありません。またジラーチやカラマネロを展開する関係上、場に出るアタッカーは基本的に2匹になります。
と考えたとき、一番エネルギーが必要なケースは「ラティラティ」×2をアタッカーにする場合です。(滅多にないケースですが)
となると必要なエネルギーは、最大でも水×2、超×4、無×2で計8枚になります。
サイド落ちや、山札にあるものの引けない場合を考えて2枚以上は余裕を持ちたいので、デッキには10枚エネルギーが欲しいです。
ラティラティ以外では水エネを要求されない+水エネはエネ加速できないことを考えて、水×3、超×7の採用となりました。エネスピやトキワの森によるサーチもあるので、これでエネルギーが足りない!!となったことはほぼありません。
なぜジャッジマンではなくてマーシャドーなのか?
マーシャドーの特性「やぶれかぶれ」も、ジャッジマンの効果も同じで、お互いの手札を山札に戻して4枚引くという効果です。
では、なぜジャッジマンではなくてマーシャドーを採用したのか?
それは、打ちやすさです。先ほど書いた通り、マーシャドーは、この場面で打ちたいという明確な場面が存在しています。打ちたい場面で打てずに負けてしまった...というのは極力避けたいので、打ちやすさは非常に重要です。
マーシャドーは、ミストレとハイボによってサーチすることができます。それに対してジャッジマンは、カプテテフを経由したサーチが必要で、盤面にGXポケモンを1匹に出さなければならない+テテフがいなければサーチできない(1枚のみの採用なのでサイド落ちの可能性がある)と、マーシャドーに比べて若干安定感が落ちます。
基本的な立ち回り方
①マーイーカをベンチにたくさん並べよう!
序盤は、ジラーチの特性「ねがいぼし」や、リーリエ等のドローソースを絡めて、とにかくたくさんマーイーカを並べましょう。(3体出せるのが理想)
このデッキでは、どれだけ早い段階でカラマネロをたてられるかが勝利の鍵となります。
②相手にあわせてアタッカーを決めて攻撃しよう!
「ラティラティ」「ゲンミミ」「ギラティナ」の中から、相手にあわせてアタッカーを決めましょう。
目安としては、以下のようになります。
・GXポケモン→ラティラティ
ex) ルガゾロ、ピカゼク、セレバナ etc...
・トレーナーズが多いデッキorこちらが先に展開したいデッキor(後攻)→ゲンミミ
ex) ピカゼク、サナアロキュウ、ウルネク、グランブル(GX技で手札を7枚に) etc...
あとは、カラマネロの特性「サイコリチャージ」を使ってエネを加速しつつ、攻撃していくだけです。
要約すると、「イカ並べまくって相手に有利なポケモンで殴ってれば勝てます!!」
最後に
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
タッグボルト発売からずっと大好きなラティラティと共に戦ってきましたが、ラティラティは十分に戦えるポケモンであるということは胸を張って言えます。
今までの記事を読んで、ラティラティに少しでも興味を持ってくれたのなら、嬉しい限りです。是非一緒にラティラティを使いましょう!!!
質問やアドバイス等があれば、twitter(@Lon50_poke)までお願いします。小さなことでも、どんなことでも構いません!お気軽にリプやDMどうぞ!
ありがとうございました。