もしかしたら使えるかも?ラティラティデッキ考察【没カード編】
こんばんは。お久しぶりです。Lon(@Lon50_poke)と申します。
今回は、ラティアス&ラティオスGX(以下ラティラティ)の考察記事の番外編になります。
まだ前編と中編を見てないよーって方は、こちらから是非ご覧ください!
今回は、僕がラティラティの考察をしてきた中で、「このカード使えそうなんだけどなぁ...」とは思いつつも採用には至らなかった没カードの紹介になります。
言い換えるなら、オシャレ枠です。笑
どれも可能性を感じられ、環境やデッキによっては十分採用する価値があるカードたちです。僕も環境次第では採用を視野に入れています。
(↑サムネ用画像)
目次
状況次第では輝ける?ラティラティと相性が良いカード
グレイシア
今回紹介するカードの中では、個人的に一番可能性があると思っているカード。
前編、中編でも紹介した通り、ラティラティの強みは高いHPを活かして「相手を倒し、相手からは倒されない」動きができることです。
しかし、いくらラティラティのHPが高いといっても、ズガドーン、ウルトラネクロズマ、レックウザなどの火力が青天井(上限がない)のポケモンたちには一撃で倒されてしまいます。
その中でもズガドーンは、ラティラティできついポケモンは?と聞かれたときに真っ先に「ズガドーン」と答えるほどに不利をとります。
そこで僕は気付きました。ズガドーンの弱点は水タイプ。せっかく水エネを採用してるのだから水タイプで弱点をつけば良いのではないかと。
できるだけ水エネの要求が少なく、展開しやすい(2進化等は安定しないのでNG)ポケモンで、できるだけ汎用性を損なわないポケモンを探したところ、グレイシアにたどり着きました。
ズガドーンのHPは180なので、
フロストバレット(90)×2(弱点)=180
シャドーインパクト(130)+破れた扉2回(20)or鉢巻(30)+フロストバレットのベンチ狙撃(30)=180
という風に、事前にギラティナで150以上のダメージを与えておくことで、フロストバレット1回でズガドーン2匹を倒し、サイド4枚取りが可能になります。
これによってビーストリングのターンをスキップすることができます。
相手からは確実に読まれない上に、「イーブイに水エネ→エナジー進化→サイコリチャージ2回」ですぐに起動できるのが強みです。
また、特性が非常に強力で、相手のGXポケモンの特性を無効化できます。
これによって、GXポケモンの特性に依存しているデッキには比較的イージーウィンできるようになります。
例えば、ラティラティの弱点をついてくる「サーナイト+アロキュウ」「サーナイト+ゾロアーク」デッキはGXポケモン(サーナイト、アロキュウ、ゾロアーク等)の特性に依存しているため、場にグレイシアを出すだけで有利に動くことができるようになります。
また、1月に発売される拡張パック「ナイトユニゾン」に収録される「ゲッコウガ&ゾロアークGX」に対してもガオガエンGXの特性を無効化することで有利に立ち回ることができるだろうと考えられます。
GX技も強力で、フロストバレットのベンチ狙撃(30)+敗れた扉(10)で40ダメージ与えておけば、50×4=200ダメージ出すことができて、HP240まで届きます。
サブアタッカーとして十分な性能を持っているといえるでしょう。
なぜ採用しなかったのか
- 現時点では必須級のカードではない
現時点では、グレイシアが必須になるほど特性で暴れまわっているGXポケモンはいません。(いたとしても、大抵はラティラティで有利が取れる。)
また、ズガドーンやサーナイトに対しては、ギラマネロ(+マーシャドー+ゲンミミ)で勝てないこともない(かなりシビアなプレイングを強いられますが...)ので、不採用となりました。
ズガドーンが今以上に流行ったり、ナイトユニゾン収録の「デデンネ」や「ゲコゾロ+ガオガエンデッキ」が環境で暴れるようなら採用は視野に入ります。
エネルギーつけかえ
大きな可能性を感じているカードその2。
採用するメリット
- ギラティナ→ラティラティのスイッチを円滑に行える
ラティラティデッキでは、序盤にギラティナで攻撃し、中盤~終盤にかけてラティラティにスイッチして攻撃する。という動きが一番オーソドックスな動きになります。
その際、
ギラティナにはエネが3枚ついていて、カラマネロが2体立っている
という状況のときに、ラティラティで殴るためには、「①ラティラティをベンチに出してエネを付ける→サイコリチャージ2回(この時点でラティラティにエネ3枚)」→「②ラティラティにエネを付ける→バスターパージ」と、2ターン必要です。
しかし、エネルギーつけかえがある場合は、「①ラティラティをベンチに出してエネを付ける→サイコリチャージ2回(この時点でラティラティにエネ3枚)→エネルギー付けかえでギラティナからラティラティにつけかえる→バスターパージ」と、1ターンで技を撃つことができます。
なぜ採用しなかったのか
- 使いたい場面が限定的
基本的にはエネルギーは手張りとサイコリチャージで事足りることが多いです。
その上、エネルギーつけかえが欲しい場面で必ずしも手札にあるとは限りません。
ただ、デッキにあると便利なのは事実です。(縁の下の力持ち的な存在になってくれそう)
ヒガナ
採用するメリット
- 序盤にラティラティが技を撃ちやすくなる
ラティラティデッキでは、序盤にジラーチやカラマネロ(マーイーカ)が優先的に倒されるので「前の対手の番に、自分のポケモンが気絶している」という条件は比較的達成しやすいです。
また、トキワの森やエネルギースピナーによってエネルギーをサーチできるので、手札にエネルギーが2枚ある状況を作ることも簡単です。
例えば以下のような状況下では、ヒガナが欲しくなります。
対ピカゼク、ジラサン
後攻1ターン目(相手)アサルトサンダーでジラーチが気絶、先攻2ターン目(自分)カラマネロが2体しか立たなくてラティラティが殴れない、後攻2ターン目(相手)アサルトサンダー+エレパorフルドライブでカラマネロが気絶
→そのまま相手に押し切られて負ける
このような状況で、ヒガナを使うことができれば先攻2ターン目にラティラティで殴り返すことができ、テンポロスをすることなくゲームを進めていくことが可能になります。
このような場面は多々あるので、採用する価値は十分にあると思います。
(あとSRかわいい)
なぜ採用しなかったのか
- ヒガナを使わないほうが良い場面の方が多い
ヒガナを使って無理矢理ラティラティで殴るよりも、リーリエやシロナ、エリカ等のドロサポを使って盤面を固めた方が強いことが多いです。
なぜなら、ヒガナを使ってラティラティで技を撃ったとしても、次のターンに繋がらないからです。(エネが足りなくなって結局攻撃できなくなる)
それならば、ドロサポを使って盤面を固め、毎ターン攻撃できる状況を作る方が強い場面の方が多いです。
しかし、ヒガナがあれば強行突破できるのに...という場面もあるので、枠があれば採用するのもありかもしれません。
クチナシ
採用するメリット
- ベンチの圧迫を防ぐことができる
クチナシを使うといってもラティラティデッキに悪タイプは入らないじゃないか!と思う方もいるかもしれません。しかし、このカードをご覧ください。
そう、カラマネロの進化元であるマーイーカには悪タイプのカードも存在します。
役割が終わったポケモン(ワンダータッチした後のカプテテフ、やぶれかぶれした後のマーシャドー、ホラーハウスGXを打った後のゲンミミ等)をこのマーイーカと入れ替えてあげることで、ベンチの圧迫を防ぐことができます。
中編で書いた通り、ラティラティには場に必要なポケモンが多いために、ベンチの圧迫は死活問題です。それを少しでも解消できるのがクチナシの強みです。
なぜ採用しなかったのか
- 条件を達成するのが厳しい
- クチナシ以外のサポートを使いたい場面の方が多い
まず、クチナシを使用するには、「トラッシュに悪タイプのマーイーカがいること」「クチナシを手札に持っていること」の二つの条件が必要になります。
マーイーカをできるだけベンチに並べたいラティラティデッキにとって、マーイーカをトラッシュに送るというのはなかなか勇気が必要な上に、使いたいときに必ずしもクチナシが手札にあるとは限りません。
また、リーリエやグズマ、アセロラ等、クチナシ以外のサポートを使いたい場面の方が多く、クチナシを使えるほど余裕のある試合はクチナシを使わなくても勝てることが多いです。
ツボツボ
採用するメリット
- ラティラティのGXによるエネ加速が序盤からできるようになる
- 無理矢理超エネをトラッシュに送れる
前半で紹介した通り、ラティラティのGX技はゼラオラのGX技と同じ効果を持っています。なので、GX技を使う前提であればゼラオラと同様にツボツボと相性が良いです。
エネ加速する対象はラティラティだけではないので、「後攻1ターン目にGX技でギラティナにエネ加速」→「後攻2ターン目にラティラティをアセロラで回収してギラティナで殴る」という動きもできるので戦術の幅が広がります。
また、ラティラティでGXを使わなかったとしても、「場にカラマネロがいるのにトラッシュにエネルギーがない」ときにツボツボを使うことでサイコリチャージができるようになります。
なぜ採用しなかったのか
- ツボツボが必要ない試合の方が多い
- ベンチの圧迫につながる
順当に試合を進めることができれば、ツボツボが必要ない試合の方が多いです。
というのも、基本的には、ツボツボを使うよりもカラマネロを育てていった方が、長持ちしやすい盤面を作る事ができるからです。(ラティラティが技を撃ってエネをトラッシュした後に、サイコリチャージですぐに攻撃できるようになる)
また、散々言った通りベンチの圧迫につながるのが辛いです。(n回目)
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、紹介したカードは現時点で採用には至っていないものの。どれも仮想敵や状況次第では活躍できるカードばかりです。
「へぇ~、こんなカードもあるのか。こんな使い方もあるのか。」
と、少しでもデッキを考える上で皆様のカードの選択肢が広がることに繋がれば幸いです!
質問やアドバイス等もあれば、twitter(@Lon50_poke)までお願いします。小さなことでも、どんなことでも構いません!お気軽にリプやDMどうぞ!
純粋に、ラティラティ仲間やポケカ仲間が欲しいのでフォロー待ってます!笑
ではまた後編でお会いしましょう。